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ヤマボウシ(山法師)の手入れや剪定

ヤマボウシ(山法師)とは

  1. ヤマボウシは、高さは10m~15mにも達します。葉は対生し、長さ4~12cmの楕円形、または卵円形です。全縁でやや波打った形をしています。
  2. 同じ属のハナミズキと比較すると、ハナミズキより2週間ほど遅く花が咲きます。(6月中旬~7月中旬)ヤマボウシは、葉が出たあとに枝先に開花するので、華やかさは少ないのですが、比較的花の観賞期間も長いので、人気のある木です。
  3. 果実は8月から9月に熟し、生食できます。実はやわらかく、果皮も熟したものはとても甘く、食感もよいようです。
  4. 自然に樹形が整い、幹肌が鹿の子模様になることから、個人庭園のシンボルツリーや景観木、公園木のほか街路樹としても広く利用されています。最近では、常緑のヤマボウシも出回り、人気を得ています。
ヤマボウシ(山法師)の手入れ
ヤマボウシ(山法師)
ヤマボウシ(山法師)の手入れ
花芽は膨らんでいます。

アメリカハナミズキとよく似ています。
最近人気の高いミルキーウェイは、「ヤマボウシ」と「ハナミズキ」を掛け合わせてできた新種です。
ハナミズキは葉が出る前に花が咲き、ヤマボウシは葉が出たあとに花が咲きます。

花言葉

「友情」

種類

ホンコンエンシス

白花で珍しい常緑品種になります。円錐形の整った樹形です。少し寒さに弱いですが、花つきがよく、全体が真っ白になるほどたくさん咲きます。開花期間は約1ヶ月と長く楽しめる花です。落葉しない品種になります。

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ホンコンエンシス(月光・ムーンビーム)

クリームホワイトの花色で珍しい常緑の品種になります。
花付きが非常に良く、クリームホワイトの花を枝一面に咲かせます。

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ウルフアイ

葉と花に斑が入る品種です。

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里美(さとみ)

赤身がかった花をつける品種です。花付きもよく病害虫にも強いです。ただ、日当たりが良い程、花の発色が良くなるので、日が当たりにくい所だと、花の色が白っぽくなる事があります。

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ミルキーウェイ

花付きが良く、葉肉が少し厚いため、葉焼けがしにくく夏場も踏ん張ってくれます。
シンボルツリーとして人気の種類です。

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栽培環境

日がよく当たるやや乾燥した場所で、西日の当たらないところが適しています。
土壌は、通気性、透水性のよい肥よく土を好みます。

水やり

庭植えの場合は、水やりの心配は得にありません。

肥料

冬期から早春に施肥をします。

病気と害虫

病気:うどんこ病

固まった土壌や過湿になる土地では、梅雨どきにうどんこ病
が発生します。

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害虫

ほとんど見られません。まれにカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)が食害するので、見つけしだい捕殺します。

植え付け

庭への植えつけは12~3月が適期です。有機質肥料(油かすなど)と化成肥料を混合した元肥を施してから植えつけます。

剪定

剪定で小さく!

剪定を嫌うヤマボウシですが、そのままにしておくと、高くなりすぎるので、剪定を行って、小さく整えることが必要です。

枝の切りすぎに注意!

剪定は、枝が密集しているところや枯れた枝などを枝元から切り落としますが、むやみに切って樹形を損なわないようにしましょう。

枝の途中で切らない!

高さを低く抑える場合は、必ず車枝のすぐ上で切り落とします。 枝張りを抑える場合も必ず枝分かれをしている付け根で切ります。 剪定の時期は12月から2月に花芽を確認しながら行います。

剪定方法

剪定せずにいると、葉芽ばかり伸びて花付きが悪くなります。11~12月いっぱいが好機で、この時期に剪定を行いましょう。しかし、小透かし程度の軽い剪定であれば基本的には通年で行っていただくことができます。

  1. 芽を確認
    11月下旬になると、花芽が膨らんでくるので、芽を見ながら剪定を行います。
  2. 花芽を残し、葉芽の枝を切り取る
    ヤマボウシは、放任状態では、中央の枝が長く伸びます。
    中央の枝は、その先で車枝を出しますが、その枝には花芽が付きません。花芽は短枝に付きます。枝先から花芽のあるところまでたどり、その先の長く伸びた枝は付け根から切り取ります。花芽の存在を基準とし剪定を行いましょう。
  3. 中央の長く伸びた枝を切る
    枝の大半に花芽がないとしても、付け根に近いところにあれば、躊躇せずそこまで切り戻します。側枝も花芽のあるところまで切り詰めます。
  4. 芯を止める
    ヤマボウシは高木になりますので、普通の家庭の庭では、芯を止める必要が出てきます。太枝を落とす場合は落葉後~2月頃までに行います。ですが、芯を止めたことにより崩れたバランスは整うのに非常に時間がかかります。切り落とした口付近から徒長枝がいっせいに伸び始めることがあるからです。慎重に行いましょう。
  5. からみ枝の処理
    ヤマボウシは、枝同士が交差する、からみ枝がよく発生します。からみ枝は見映えが悪いだけでなく、日照・通風の妨げとなるので、どちらか一方の枝を付け根から切り取ります。
花と葉
一本立て
株立

宮原福樹園より

ヤマボウシは、ある程度の大きさにならないと花が付きづらいので気長に待つことが大切ですが、咲き始めるととても綺麗で、見ごたえがありますよ。是非、ご検討下さい。

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