アカシア(ミモザ)の手入れや剪定方法
アカシア(ミモザ)とは
- 黄色の花が咲くアカシアは、現代的な洋風のお家に人気があります。樹高は5~10m。開花期は2~4月頃です。
- 葉色が銀灰色で黄色い花が咲くので、観賞価値が高く、庭園樹としても人気があります。
- 幹は太くなっても柔らかく、枝葉が茂りすぎると重みや風を受けて枝が地面に接するほど大きく曲がることもあります。幹を添え木と支柱でしっかり支えておくことが大切です。
- 大きく育つため、ある程度生育したら樹形維持のための剪定が必要となります。
- 日本でアカシアとして呼ばれているものの多くはギンヨウアカシアやフサアカシアで、単にミモザと呼ばれています。
種類
ギンヨウアカシア
アカシアの中で最もポピュラーな種類です。通常、2月~4月にかけて咲きますが、品種によって咲く時期が変わる物もあります。
フサアカシア
花色が濃い黄色で、芳香があるのが特徴です。
サンカクバアカシア
ギンヨウアカシアよりやや遅咲きです。枝が直立するタイプなので、シンボルツリーとしても重宝します。
栽培環境
日当たりがよく、水はけのよい場所を好みます。
水やり
植えつけ1年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで根づいた株は、よほど乾燥しないかぎり特に必要ありません。
肥料
庭植えともチッ素を控えるようにし、開花後にリン酸とカリの多い速効性化成肥料を施します。
病気と害虫
病気
特にありません。
害虫:イセリアカイガラムシ、ミノガ類
- イセリアカイガラムシは樹液を吸汁します。また、排せつ物が付着した葉にカビが発生し、すす病を誘発します。年に2~3回発生しますが、発生時期は決まっていません。白く柔らかい「卵」が枝に目立つので簡単に見つけることができます。この卵のうからは数百の幼虫がかえるので、放置すると大発生します。
- ミノガ類とは一般にいわれるミノムシのことです。7月から8月に幼虫が発生して葉を食害し、秋には枝にミノをつくって冬を越します。春に再び葉を食害し、やがて成虫となります。雌は自分のミノの中に卵を産むので、抜け殻だと思ってミノを放置すると、年々数がふえ被害が大きくなります。
植え替え
植えつけ適期は4月から9月。移植は難しいので、植え場所をよく考えて植えつけます。生育が早く、幹や枝が柔らかいので、支柱で支えましょう。
剪定
- 成長が早くすぐに大きくなるので剪定をして樹形を整えることが必要です。
- 花が咲き終わり、茶色くなって花粉が飛散しなくなってから、伸びた枝の切り戻しや、分枝して混み合った枝の間引きを行います。
- 枝を切り戻すときは、必ず新芽か葉、小枝を残した位置で切ります。
- 夏過ぎには来年開花する花芽ができますので、これ以降の剪定は花が咲かない原因となるので、注意しましょう。
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