ツバキ(椿)の手入れや剪定
ツバキ(椿)とは
- 開花時期は個々で異なりますが、一般的には1~5月と言われます。
- 秋から冬にかけても早咲きの椿を見ることはできますが、咲いている花の多くは山茶花です。
- 山茶花とツバキの見分け方ですが、花びらが一枚一枚落ち、花弁が散ることなく花ごとボトッっと落ちるのがツバキです。
大きくなると暴風林としての役目があります。 しかし大きくなり厚みが出てくると、風通しが悪くなります。するとそこに虫が発生してきます。 チャドクガです。やっかいな虫なのでご注意を。
花びらが額から落ちます。 咲いてる花が少ない季節に、和風のイメージたっぷりの花を咲かせます。 どちらも種類が多く、ワビスケなど茶花として愛用されている品種もあります。
刈り込みにも良く耐えますので、スペースに合わせて、お好みの樹形や生垣などに仕立てることが出来ます。
種類
野生種をもとにして数多くの園芸品種が生み出されました。
園芸品種には多くの系統がありますが、ヤブツバキ系、ユキツバキ系などがポピュラーです。
ご希望の種類がある場合はお取り寄せも出来ますし、ツバキを植えたいけど、どの種類がいいかお困りの方は、お庭の雰囲気などに合わせたツバキを提案させて頂きます。お気軽にご相談頂ければなと思います。
花言葉(ツバキ)
「控えめなやさしさ」「誇り」
赤いツバキ 「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」
白いツバキ 「完全なる美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」
ピンクのツバキ 「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」
刈り込み時期
「花芽」はその年に伸びた枝の先につきますので、刈り込むのを7月以降にしてしまうと、 花が咲かなくなります。花が散ったあとに刈り込みましょう。
切り戻し方
「葉」の付け根にはさみを入れて、切り戻します。 秋ごろに徒長枝を切る場合は、枝わかれした付近で切り戻します。
乾燥対策
ツバキは乾燥が苦手です。 特に冬の乾燥には気をつけましょう。 乾燥を防ぐ方法として、木の根元に「落ち葉」をかぶせて敷き詰めます。 「落ち葉」は養分としての役割ももっています。
栽培環境
日当たりのよい場所から日陰まで栽培できます。
ただし、日なたでは西日の当たらない場所、日陰ではなるべく明るい場所を選びます。
水やり
- 植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
- 特に開花期の株は、花弁を広げるために水を必要とするのでたっぷりと与えましょう。
- 植えつけてから2年以上たつ株は水やりの必要はありませんが、雨が少なく土の表面が乾くようなときはたっぷり与えます。
肥料
2月に有機質肥料を寒肥として株元の周辺に埋めておきます。
病気と害虫
病気:花腐菌核病、すす病
花腐菌核病は、花弁に茶褐色の斑紋が現れます。開花時期に雨が多いと
被害が広がります。水やりのときも、花弁に水がかからないよう注意します。
すす病は、黒いすす状のカビが発生するもので、見た目が汚いだけでなく
光合成を妨げます。
害虫:チャドクガ、カイガラムシ類
チャドクガ
- 幼虫が葉を食害するほか、毛が皮膚に触れると強いかゆみを伴う発疹が現れるため注意したい害虫です。
- 幼虫の主な発生時期は5月から6月と8月から9月の年2回です。
- 早く発見して集団でいるうちに捕殺するか、または殺虫剤を散布するのが効果的です。
- 毛が1本でも衣服内に入ると移動して広範囲に発疹が広がります。
カイガラムシ類
- 樹液を吸うため樹勢を損ねます。
- 主に5月中旬から6月に幼虫が発生します。
- 見つけたら竹べらなど樹皮を傷めないものでかき落とします。
- 幼虫はロウ質に覆われていないため、この時期であれば接触毒性の薬剤を散布するのが有効です。
植え替え
- 最適期は春の3月中旬~4月、秋ならば9月中旬~10月中旬です。
- 植え穴に、有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。
- 弱酸性の土でよく育ち、アルカリ性の土では肥料が吸収されにくいため、葉が黄色くなり生育が悪くなります。
- 建物や塀の基礎、コンクリートブロックなどの影響で土がアルカリ性になるような場所は避けるか、水はけがよく有機物を多く混ぜた土で盛り土をして高植えにします。
剪定
- 3月~4月に行います。
- 開花前や開花中の株は、花が咲き終わるのを待ってからでもかまいません。
- 花芽は春に前年枝から伸び始めた新梢の先に6月ごろつくられます。
- 樹形維持のために株全体の枝を短く切り戻す強剪定は花後すぐに行っても花が咲かなくなるので、数年に1回行う程度にとどめ、通常は枝の間引きと弱い切り戻しが基本です。
- 花芽がふくらむ9月ごろに残したい花芽を確認して、不要な枝を切り戻すこともできます。
宮原福樹園より
とても丈夫な樹木で、庭木としてもオススメです。
ただ、害虫の食害を受けやすいです。年の為、植栽場所は人の通行が頻繁でない場所を選んだ方がよいです。
種類も沢山ありますので、植える場合は迷いますが、土地に合う育てやすい種類が一番ではないでしょうか。お困りの際はお気軽にご相談下さい。
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