レッドロビンの恐ろしい伝染病
レッドロビンの燃えるように真っ赤な新芽の美しさに魅せられて、レッドロビンの生け垣を作られているご家庭が多くあります。大野城市、筑紫野市や小郡市などの大型の住宅地でもレッドロビンの生け垣が半数位あるでしょう。 残念なことに殆どのご家庭で葉が落葉して透けてしまって、真っ赤な新芽を楽しむ事ができなくなっているようです。
原因はレッドロビンの代表的な病気である“褐斑病”“ゴマ色斑点病”です。糸状菌といってカビの仲間ですが、感染力が非常に強いです。葉に赤や茶色の斑点が生じてだんだん大きくなり落葉してしまいます。それを繰り返しているうちに新芽が出なくなり枯れてしまいます。
【防除法】
まずは、感染源を絶ちましょう!
カビの胞子がついた枝葉が風で移動すると、その移動した枝葉が次の感染源となり、雨や雨による土壌のはね上がりで伝染します。そのため病葉や枯れ葉をできるだけ除去・処分します。
殺菌剤を散布しましょう!
病原菌の活動が活発になる、新葉の出始める春から秋にかけて定期的に散布します。
殺菌剤を散布しましょう!
病原菌の活動が活発になる、新葉の出始める春から秋にかけて定期的に散布します。
よく、「植木屋さんに年に何回も消毒をしてもらっていましたけど」と聞きますが、適期に症状にあった薬剤を散布しないと無駄です。また、殺虫剤も含めて同一農薬の連続使用による耐性で消毒の効果が表れないといった認識不足の業者の問題もあります。
採光・風通しを良くしましょう!
風通しや日当たりが悪いと病気の原因のカビが繁殖しやすいです。5~7月、9~10月の長雨の時期に被害が大きくなるので、剪定や株元の掃除や除草を行います。
土壌改良をしましょう!
レッドロビンは比較的肥沃な土壌を好みます。肥料分の無い痩せ地や排水不良のじめじめしたところで発生しやすくなります。堆肥など土壌改良剤を株元にすきこんで土壌の改善を行います。樹木の勢いがつけば病気にかかりにくくなります。
【樹種転換】
さすがに何年も新芽が出ては落葉することを繰り返せば、次第に枯れてしまい美観や目隠しなどの、生け垣としての機能が損なわれてしまいます。
弱ってしまたレッドロビン
マキノキに植替え後
糸状菌もたくさんの種類があり、レッドロビンの病気は他の樹種には伝染しないようです。
そこで落ち着いた感じならラカンマキやサザンカ、モクセイなど、華やいだ印象ならトキワマンサクやキンマサキなどに樹種を替えて生け垣を作りたいとご依頼されるご家庭が増えてきました。
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